Daddyはチャモロ人

グアム島でのバイリンガル子育てや日本と違う学校や仕事の事など日々の生活を綴ります。

グアム解放記念日

7月21日は、グアム解放記念日です。

どこからの解放記念日かと言うと、日本から解放された記念日なのです。


グアムに住む日本人には、複雑な日です。


最近は、日本人の観光客がグアムに来てくれるおかげで、自分達の生活が成り立っているという事が政府から宣伝されているので、以前よりバッシングを受ける事は、少なくなったように思います。


でも、チャモロ人は、観光業に就いている人が少なく、やはり第2次世界大戦の記憶は、根強く残っていると感じます。


私が夫と結婚した時に親族の長老の方々から日本軍に占領されてチャモロ語が話せず日本語を強要されたので大変だったと聞かされました。


「日本語喋れるのよ」と言って、「朕は国家なり…。」と言いだした時には、私自身、相当ショックを受けました。


私は、その当時歴史の一部として日本軍がグアムを占領した事は、知っていましたが、どういった仕打ちを受けたのかまでは、知る由もなく

未だにその当時の衝撃が忘れられません。


夫には、私と結婚したのは本当に良かったのかと聞いたのですが、夫が言うには、うちの親族は、虐殺にあった人がいないから大丈夫だと言ってました。


やはり、チャモロ人の中には未だに日本人をよく思わない人達がいるのも事実です。


最近、グアムに住むチャモロ人が減って来て、

チャモロ語が死語になりつつあると言われています。うちの夫の世代は、チャモロ語が話せない人も多いです。


グアムは、常にどこかに占領されて来た歴史を持つ島です。言葉が失われつつある原因の一つでもあるのかなと私は、感じています。


幸いうちの息子は、チャモロ語を日常会話程度は、話し、読み書きもできます。


チャモロ語を忘れないようこれからも使う機会を設けていきたいと思ってます。

昨日息子のトールペイントの作品が仕上がりました。😆


本人も満足の出来栄えだそうです。😅