Daddyはチャモロ人

グアム島でのバイリンガル子育てや日本と違う学校や仕事の事など日々の生活を綴ります。

NJHS入会への道《その5》

朝から書類を何度も確認して

学校へ出かけた息子。

ちゃんと提出できたのだろうかと心配していました。


そこへ1本の電話が私の携帯にかかってきました。表示は、息子の中学校の番号。慌てて出ると、副校長先生でした。


「おたくの息子さんをすぐに迎えに来てください。」と、言われました。


理由を聞くと


「おたくの息子さんが悪いわけでは無いのですが、息子さんに身の危険があるので今日は、

学校内にいない方がいい」と、言います。


学校で詳しく説明をするからと言うことで、夫にすぐ連絡をとって学校へ行きました。


こんなことは初めてで、私も夫も気が動転したことを今でも覚えています。


学校のオフィスに行くと息子が副校長先生と一緒にいました。


前日に帰りのバスの中で友達の携帯で動画を一緒に見ていた時に、


上級生が急に話しかけてきたそうです。

話しかけられた時うちの息子が友達の携帯を手に持っていて、

気をそらした一瞬の隙にサッと奪ったのです。


「取っただろ」と、


言うと他の仲間に渡した後で、


「もってない」と、


いわれたそうです。


息子は、友達と一緒だったとはいえ自分が手にしていた時に取られたことを気にして、


次の日に取ったものを返せとバスの中でその上級生に掛け合ったところ、


余計なことを言えば殺すぞ


と脅迫されたと言います。


バスドライバーや数人の生徒達が証言をしてくれました。


前日の取られたところも数人の生徒達が一部始終を見ていたそうです。


みんなボランティアで証言のレポートを書いてくれたと言います。



この上級生は、以前から兄妹でこういうスリの様なことをしていたそうです。でもみんな怖くて泣き寝入りをしていたと言います。


副校長先生には、「今からすぐに警察に行って脅迫されたことをレポートしてきて下さい。」と言われました。

《続く》