Daddyはチャモロ人

グアム島でのバイリンガル子育てや日本と違う学校や仕事の事など日々の生活を綴ります。

NJHS入会への道《その6》

警察へ行ってレポートをしてきて下さいと、

言われ、

学校の近くの警察に行き、息子から警察官に

一部始終を説明しました。


警察官が言うには、次にこの上級生が息子に何かをしたらすぐに逮捕できると言います。


えっ⁈


何かされないと警察は、動かないの?


うちの息子が殺されたらどうすんのよ!


とは、言えませんでした。


夫と相談して、しばらくバス通学ではなく車で送り迎えをすることにしました。



その日のうちに副校長先生から連絡があり、警察でレポートしたこととしばらくバス通学をしないことを伝えました。


副校長先生からは、しばらくバス通学は、しない方が良いでしょうと言われました。


例の上級生は、いわゆる札付きのワル。

酒、タバコ、麻薬にまで手を出していると

生徒達の間で有名だったと息子は、言います

(先生は、決して相手がどんな生徒か、どんな処分がされたかは、口にしません。)。


息子のNJHS入会の申請書は、あらかじめ息子から受け取っていたので、受理されたと言われました。


携帯を取られた友達も警察にレポートをしたそうですが、携帯が帰ってくることは、ありませんでした。


友達は、うちの息子に


携帯を取った上級生が悪い。

君が悪いわけではないと言ってくれました。


彼と息子は、今でも一緒にオナークラスで頑張る親友です。

せめてもの償いにと息子は、今でも日本へ行くと彼にお土産を買う様にしています。


次の日からしばらく車で送り迎えをしました。


上級生とその妹と仲間は、その日以後、

しばらくの間バスから降りると待ち受けている先生にオフィスに連れていかれ他の生徒と完全に隔離されていたそうです。



息子の7年生でのNJHS入会は認められませんでした。


理由は、1つだけ署名しなければならない箇所が抜けていたから。


でも8年生で入会できた時に本当は、あの事件が無ければ7年生で入会できてたのよと、

先生に言われたそうです。


NJHSに入会するには、加害者か被害者は、関係なく事件の当事者になってはいけないことが分かりました。

《続く》